転職エージェントの求人の上手な断り方-波風立てずに断るにはコツがある！
転職エージェントは、社会人の転職活動でも人気のサービスです。
転職エージェントは、求人の紹介が受けられるのがメリットになっています。
ただ、毎回自分の希望に合った企業が紹介されるとは限らないのが難点。
場合によっては、オファーを辞退したいこともあるでしょう。
転職エージェントから紹介された求人を上手に断る方法を、今回は解説していきます。
目次
転職エージェントの求人を断る方法はこの3つ
転職エージェントの求人の断り方には、メール、電話、面談の3つの方法があります。
どの方法を選ぶのがよいかは、状況次第です。
LINEなどで担当者と連絡が取れる場合でも、求人を断るときにはここでご紹介するような方法で連絡をしたほうがよいでしょう。
メール
転職エージェントの担当者からメールでおすすめの求人を紹介された場合、返信メールで断ってもとくに失礼になることはないでしょう。
このような断り方をするときには、ビジネスメールの様式を守り、文面に少し気を配るのがポイントです。
メールの場合、相手の声や姿がわからないため、言葉遣いや文面によってはつっけんどんな印象を与えてしまうこともあります。
簡単な挨拶文やお礼の言葉などを加えて、丁重に断るのがよい方法です。
電話
書類選考などにすでに応募していたり、面接を受けていたりする場合は、電話で担当者に話をしたほうがよいかもしれませんね。
ある程度選考が進んでいると、間に入った担当者が事務手続きなどに時間を費やしている可能性があります。
担当者が外出中でいつも連絡が取れない、電話に対応できないほど忙しい、といった場合以外は、電話で辞退を申し出たほうが先方に納得してもらいやすいでしょう。
面談
応募をした企業から内定をもらっているときは、転職エージェントに出向いて辞退したい旨を伝えるのがベストです。
内定を断る場合、担当者も本人から直接辞退の理由を聞きたいと思っているかもしれません。
要らぬ心配をさせてしまう可能性もあるため、対面でしっかりと理由を説明することが大切です。
求人を断るときに意識したいポイント
求人を断るときには、ポイントがいくつかあります。
メール、電話、面談のいずれの方法で断るときにも、ここでご紹介するようなポイントを意識しておいたほうがよいでしょう。
具体的な理由を伝える
転職エージェントから紹介された求人を断る際には、理由を伝えるのが基本です。
理由は、できるだけ具体的なほうが説得力があります。
「自分に合わないから」などの曖昧な理由だと、説得力が余り感じられません。
仕事内容や勤務地、雇用形態などが希望に合わないことを理由にすると、スムーズに辞退を受け入れてもらえる可能性が高いでしょう。
連絡のタイミングを考える
いつ連絡をするかも、求人を断るときのポイントの1つです。
オファーに応じる気になれないときには、できるだけ早く断ったほうが転職エージェントにも迷惑をかけずに済みます。
ただ、メールでおすすめ求人の紹介を受けた場合などは、返信のタイミングを少し工夫したほうがよいかもしれませんね。
すぐに返答してしまうと、求人の内容をよく見ていないと思われかねません。
半日程度空けてから返信をすれば、じっくりと考えてから回答をしているといった印象を与えられるでしょう。
感謝の気持ちや誠意を示す
紹介された求人や担当者の対応に不満があっても、断るときには誠意を持って対応したいところです。
感情的になったり、返答をしないまま放置したりするのは避けましょう。
気が向かない求人を断るときにも、感謝の気持ちだけはきちんと伝えておくのがマナーです。
担当者の心証を害さないようにすれば、後にもっと良い求人を紹介してもらえるかもしれません。
転職エージェントの断り方は臨機応変に
転職エージェントにはさまざまなタイプがあり、扱う求人の種類もそれぞれ千差万別です。
例えば、「ハタラクティヴ」は、未経験者や第二新卒向けの求人を多く扱うのが特徴になっています。
一方、「ビズリーチ」や「JACリクルートメント」などは、30代以上のキャリアがある人を主な対象にしている転職エージェントです。
また、非公開求人などを多く扱うのが、「リクルートエージェント」や「DODA」です。
20代や30代は転職エージェントの選択肢が多いため、複数のサービスに登録をしている人も多いでしょう。
いくつかの転職エージェントに登録すると、いろいろな担当者から頻繁に連絡がくることがあります。
おすすめの求人が毎日のように届く場合は、利用する見込みがないエージェントの求人を上手に断る方法を考えたほうがよいかもしれません。
どのサービスの求人を断る場合でも、最低限のマナーは守る必要があります。
ただ、自分に合わないと思った転職エージェントは、早めに利用を中止したほうがストレスが少なくなります。
解約をする、自身の進路やキャリアに合わないことを担当者に伝える、などの方法で、以後の求人の紹介を断ることもときに必要です。
マイページに登録した情報が少なかったり、情報を長いこと更新していなかったりすると、転職エージェントでもその人のキャリアや現在の状況を正確に把握できません。
このような場合、担当者が頻繁に求人の紹介をしてくる可能性もあります。
それぞれの転職エージェントの特徴や自分との相性がわかってきたら、少しずつサービスの取捨選択をしていくのも1つの方法です。
断り方を工夫すれば不満が少なくなる
転職エージェントに関する不満で多いのが、「しつこい」や「強引」、「返答を急がせる」などです。
転職エージェントの方針やサービスのスタイルは、必ずしも同じではありません。
実際、こういった不満を招きやすいサービスもなかにはあります。
ただ、不満が生じる一因は利用する側にある場合も少なくありません。
求人の断り方が曖昧だったり、自身のキャリアや希望を正確に伝えられなかったりすると、担当者が誤解をして頻繁に求人を紹介してくる可能性もあります。
自分に合わなさそうな求人をたびたび紹介されるときには、キャリアカウンセリングなどをもう一度受けてみたほうがよいかもしれませんね。
自身の意向を担当者に正しく理解してもらうことが、大切になるでしょう。
求人を断るときにさり気なく自分の希望を伝えるのも、自然な方法です。
どういった点が問題なのかを伝えておけば、転職エージェントでもその人に合った求人を探しやすくなります。
以後も引き続き利用していきたい転職エージェントの場合は、概してはっきりと希望を伝えたほうがメリットがあります。
先方に与える印象を考えることは大切ですが、答え方が曖昧すぎると相手に意思が伝わりません。
このような場合、後に「しつこい」や「強引」、「返答を急がせる」といった不満を抱えることもあり得ます。
例えば、応募に積極的になれないにもかかわらず、担当者のペースにのせられてズルズルと面接まで進んでしまうのは不満を抱える元です。
選考が進むほど断りにくくなることが多いため、ストレスも大きくなるかもしれませんね。
求人の上手な断り方をマスターしておけば、転職エージェントに対する不満も早々に解消する可能性があります。
転職エージェントの上手な断り方は？
転職エージェントに悪い印象を与えずに求人を辞退するには、断る理由に一工夫するのがコツになってきます。
担当者が納得できるような理由を伝えれば、円満に求人を断れます。
例えば、「転職先が決まった」や「希望する会社から内定を得た」などの理由を伝えれば、転職エージェントの担当者も以後は求人紹介をやめる可能性が高いです。
自分で求人に応募して転職活動を進めていれば、このような状況も実際にあり得ますよね。
事実でない場合でも、不信感を与えてしまう心配は少ないでしょう。
また、「入社したい会社の選考が進んでいる」なども、納得してもらいやすい理由の1つです。
このほか、「他社の転職エージェントの求人に応募する」や、「転職サイトで入社したい求人を見つけた」といった理由を伝える方法もあります。
転職エージェントや転職サイトは、サービスの数が増えている状況です。
転職サイトの「リクナビNEXT」などは求人数が豊富なことから、利用している人もかなりの数にのぼります。
転職エージェントや転職サイトはいずれも無料で登録できることが多く、複数のサービスを利用している人は珍しくありません。
転職エージェントでもこのような事情は十分に把握しているため、他社のサービスを利用しているときには、正直に伝えてもとくに問題にはならないでしょう。
紹介された求人の断り方で避けたいのが、次のようなパターンです。
このような断り方をすると、担当者の心証を悪くするだけでなく自身の評価も下がる可能性があります。
以後の転職活動に悪影響を及ぼすこともあるため、注意をしましょう。
理由を伝えずに一方的に断る
理由をいっさい言わずに断るのは、避けたいパターンの1つです。
すでに応募した会社から内定を得ている場合などは、企業と転職エージェントの間でお金のやり取りが発生していることもあります。
このような場合、明確な理由がないと担当者にもなかなか納得してもらえないかもしれません。
誠意を見せるためにも一方的に断るのは避けましょう。
土壇場で断る
面接の当日や入社の直前に突然辞退の連絡をするのは、マナー違反です。
病気などのやむを得ない事情がある場合を除いて、ギリギリになってから断るのは避けたいところです。
電話にでないでメールだけで対応をする
求人を断るときには、担当者と話をするのが気が重く感じられるかもしれません。
直接話をするのを避けようと、電話がかかってきても対応しなかったり、終始メールで連絡をとろうとしたりする人もいるでしょう。
このようなスタイルで断ると、相手に与える印象がかなり悪くなります。
誠意が感じられないのはもちろんですが、話をすることから逃げていると思われてしまうかもしれません。
自分のイメージダウンにもつながるため、気が重くても勇気をもって対応しましょう。
上手な断り方をマスターすれば転職エージェントをもっと活用できる
「転職エージェントは断るのが難しい」などの理由で利用を控えていた人も、ここでご紹介したような方法を参考にすれば、サービスをもっと活用できるかもしれません。
転職の選択肢を増やすためにも、上手な断り方をマスターして活動にチャレンジしてみましょう。