経理職を目指す人にお勧めの転職エージェント3選!

2019年4月18日

転職エージェント 経理
経理が日常どのような業務を行っているのか、その実情は、同じ社内に居ても分かりにくいですよね。

中には「毎日パソコンに向かって、何をしているのだろうか」なんて考えている人もいるのではないでしょうか。

そこでここでは、経理の日常業務について紹介します。

経理に向いている人の特徴や、お勧め転職エージェントも載せますので、興味を引かれた人は参考にしてくださいね。

経理は毎日何をしている?

経理の日常業務は、基本的には
・現金出納
・記帳
・経費精算
の3つです。

現金出納とは、現金による取引の管理と残高の確認をする作業です。

キャッシュレス化が進んでいるとは言え、まだまだ経理の重要業務です。

記帳では、仕訳伝票の起票などを行います。

いわゆる簿記会計ですね。

自動仕訳ソフトなどもありますが、そもそもの数値情報が誤っていることもありますから、確認作業は欠かせません。

最後の経費精算は、営業担当者などが取引先に出向いた時に立て替えていた交通費や、従業員が購入した文房具などの費用を清算する業務です。

経費精算作業は毎日行う企業もありますが、月に一度、清算日を設けて行うケースもあります。

他に、社内幹部から依頼されて財務分析的なグラフを作成したり、見積書や請求書の作成が経理の業務に入ってくることもあり、この3つだけでスムーズに一日の業務が終了することは、まずありません。

「毎日結構忙しい」というのが経理職の実情です。

経理職に向いている人の特徴

よく、経理職に向いている人として挙げられるポイントが、「数字に強い」とか「真面目で大人しい」「細かい作業が得意」などということではないでしょうか。

確かに、このような特徴を持っている人で経理職についている人は多いです。

しかし実は、それよりももっと他に身に付けておいた方が良い要素が、経理職にはあります。

それは以下のような点です。

人は必ず間違えるということを認識していること

「人は必ずミスを犯す」ということを認識している人は経理職に向いていると言えるでしょう。

心配性とも言い換えることができるかもしれません。

自分の計算結果などに自信を持つことは必要ですが、それと、数値や計算式の見直しを行わないというのは、全く別物です。

「この計算は果たして合っているのだろうか」「Excelに入れている数式自体におかしな点はないだろうか」など、常に疑いを持って確認する癖をつけることが経理職には必須です。

逆に、「○○さんのやった作業だから、大丈夫だろう」「この間はこれで大丈夫だったから、今度も大丈夫だろう」という、根拠のない自信で確認作業を怠ってしまう人は、いつか大きなミスをしてしまう危険性があります。

後ろ向きで少し嫌な考え方かもしれませんが、「人は必ずミスを犯す」ということを自身に言い聞かせて、業務に取り組みましょう。

物事に優先順位をつけられること

大企業で、経理担当者が何名もいる会社であれば業務を分担することができますが、日本で最も多くの割合を占めている中小企業の場合、経理の担当者はせいぜい1名から2名です。

それぞれがこなさなければならない業務量は必然的に膨大になります。

そのような状況では、物事に優先順位をつけられる能力が何よりも大切です。

優先順位をつけないまま、どの仕事も同じような力配分で取り組んでいては、あっという間に業務が回らなくなってしまうからです。

どの仕事にどれくらいの時間がかかるのかを基準にして、どの業務にいつから取り組んでいつまでに終わらせるのか、すばやく優先順位を判断できるようになりましょう。

最初は、それぞれの作業にどのくらいの時間がかかるのかが分かりませんので、優先順位をつけることも難しいかもしれませんが、意識して訓練すれば徐々にできるようになります。

コミュニケーション能力がある

一般的に、営業職などと比べると経理職はコミュニケーション能力が不要と思われています。

しかしもし、そのような印象をもとに「自分はコミュニケーションが苦手だから経理を目指そう」と考えている人がいるのであれば、少し認識を改めた方が良いでしょう。

むしろ、経理職にこそコミュニケーション能力は必要だからです。

例えば、経理が算出した数字は、簿記会計などに詳しい人であれば理解できても、それ以外の人にはすぐに理解できるようなものではありません。

なぜそのような数字になったのか、その数字がどのようなことを意味するのか、社内の上層部や従業員に説明する場面は往々にしてあります。

コミュニケーションが苦手だなどとは言っていられません。

また、外部の会計事務所や税理士に、税の申告や決算書作成などの業務をお願いしている企業も多いです。

その場合は、経理担当者が主な窓口となって会計士や税理士とやり取りを行いますから、外部と話す機会も意外とあります。

ですから経理職には、最低限の会話能力は必須なのです。

ちなみに、ここでいうコミュニケーション能力とは、的確に情報を伝えられるというような意味合いです。

よどみなく話せることであったり、饒舌である必要は全くありません。

常日頃、友人と普通に会話ができていればそれほど問題はないでしょう。

嫌われても平気なこと

経理職というと、基本的には「縁の下の力持ち」的な立場です。

そのような立場からか経理職は、営業職や上司から「○○までにこの数字を出して欲しい」などといった難しい頼み事をされても2つ返事で引き受ける、愛想が良くて快活な人というような認識が一般的にはあるようです。

しかし、そのような認識は覆しましょう。

経理職には是非、「嫌われても平気なこと」を能力として備えて欲しいと思います。

なぜならば経理は本来、社内から嫌われやすく、とても損な役回りにならざるを得ないからです。

例えば、12月に入ると社内では年末調整が行われますが、この業務を担当するのは経理が一般的ですね。

ちなみに年末調整とは、納税額の調整のために従業員に書類を配り、必要事項を記入してもらったり控除書類を提出してもらう作業です。

この年末調整の際、社内での書類提出期限を決めるのですが、従業員も自分の業務に追われていますから、大抵の場合、提出期限に遅れる人が出てきます。

このような時に「いいよ、いいよ」と笑って許してしまうような経理では駄目です。

年末調整は税務署などの外部機関も関わってくる業務ですから、期限は必ず守らなければなりません。

提出期限に遅れる人に対しては厳然とした態度で、提出を催促できるようでなければならないのです。

このような態度で接すれば、当然のことながら「細かいな」とか「うるさいな」と感じる従業員もいるでしょう。

しかし、そう思われても平気という人でなければ、経理の業務は務まりません。

これが、「嫌われても平気なこと」の真意です。

また、先に触れた「物事に優先順位をつけられること」にも通じる点ですが、経理が担当する業務は膨大です。

中には総務も兼ねるケースもありますから、業務を滞りなく回していくためには、物事に優先順位をつけるとともに、時には周囲から頼まれた仕事を断るということが必要です。

「断ることで関係が悪化したらどうしよう」と考えて、仕事を断れない人は、あっという間に自分で自分の首を絞めてしまいます。

社内の人間関係の方にエネルギーを奪われて、せっかく経理職自体には向いているのに、仕事を辞めたくなってしまうことにもなりかねません。

断ることも訓練です。

最初は小さなことで良いので、頼まれごとを断ったり、自分の都合を主張していくようにすると良いでしょう。

繰り返しになりますが、経理は社内では損な役回りで、業務をしっかりすればするほど周囲から煙たがれることが増えがちです。

ですから、「ちゃんと仕事すればどうせ嫌われるのだから」と開き直ることの出来る人、自分の業務範囲に明確な境界線を設けて仕事を断ることのできる人の方が、経理に向いていると言えるでしょう。

勉強を続けることが嫌いではないこと

経理職は勉強をし続けることが必要になる仕事です。

簿記会計に関する法律は変わることがありますので、常にアップデートが欠かせません。

近年では会計ソフトを使うことによって、簿記会計の知識がそこまで豊富ではなくても経理職につけるようになっています。

しかしそのような会社であっても、財務分析までできるようになるためには、やはり簿記会計の勉強は必須です。

加えて、簿記会計そのものの勉強ではなくても、様々な数値データを自在に扱えるようになるために、Excelなどのパソコンソフトやプログラミングについて学ぶことも必要になってきます。

ですから、勉強することや学ぶことが苦手という人は、経理職でステップアップしていくことはなかなか難しいです。

知識を蓄えていくことに貪欲で、また、その知識を積極的に仕事に活用していこうとする人の方が、経理職で活躍していくことができるでしょう。

経理職へのおすすめ転職エージェント

ここからは、経理職を目指す際におすすめの転職エージェントを紹介します。

おすすめの基準は「求人数」「サポートの手厚さ」「経理業界に関する専門的な知識」です。

MS-JAPAN

管理部門の転職の場合には非常にお勧めのエージェントです。

経理職の求人数が豊富です。

また、管理部門に強みがあるが故に、キャリアについて担当者とも深く話ができ、手厚いサポートが望めるでしょう。

対応する年齢層も、20代から50代までと幅広くなっています。

DODA

転職者の口コミNo.1という実績を持ちます。

「求人数」「質」「転職に関するサポート」の3つのバランスが取れていて、初めての転職でも利用しやすい転職エージェントです。

非公開案件も多数あります。

リクルートエージェント

誰もが知っている業界の大手転職エージェントです。

大手というだけあって、やはり求人数の多さが特徴です。

また、転職支援実績もNo.1です。

老舗企業との結びつきが強いので、そのような企業への転職を目指す際には、是非登録しておきたいところです。

経理職には意外にも積極性が必要!

経理の日常は日々の取引の仕訳や現金の増減の確認など、やはりお金に関する管理業務が主になります。

しかし、社内で他の業務を頼まれることも多く、毎日わりと忙しいのが実情です。

そのような経理業務ですが、世間一般で思われているように「真面目」とか「大人しい」人の方が向いているというわけではなく、色々な面で積極的で、はっきりとした性格の方が向いている側面もあります。

知識を蓄えることや、それを活用することに積極的でなければなりませんし、時には頼まれた業務に優先順位をつけて断るということも必要です。

「自分は我が強くて意見がはっきりしているから、経理に興味はあるけど向かないかも」と考えている人も、経理職は意外と、その「我」を活かすことができる仕事ですよ。

経理職への転職に強いエージェントもありますので、気になった場合には登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。